ns-3用環境整備 [シミュレータ]
先日、VMware Serverがインストールでエラーを起こしてしまったため、仕方なくVirtual PC 2007上にCentOS 5.2を設置してns-3用の環境を構築することにしました。
Virtual PC 2007にインストールしようとしたとき、以前に利用していたときと同じように画面の乱れや、マウスがきかない状態でした。
どちらにしろリモートで利用するためにVNC Serverにアクセスして利用するので、xwindowを立ち上げないで、コンソールのみでVNC Serverを設置することにしました。
方法は、次の手順です。
- VNC Serverのインストール
- VNC Serverへユーザの設定
- VNC Serverのパスワード設定
- VNC Serverの起動
- VNC ServerのXをtwmからGNOMEに変更
- VNC Serverの再起動
- VNC Server用にファイアウォールを設定
- ファイアウォールの再起動
順に、メモしておきます。
VNC Serverのインストール
root権限で以下を実行
# yum -y vnc-server
VNC Serverへユーザ設定
/etc/sysconfig/vncserversファイルへ次の2行を追加
VNCSERVERS="1:(ユーザ名)"
VNCSERVERARGS[1]="-geometry (画面の幅(ピクセル))x(画面の高さ(ピクセル)) -nolisten tcp -nohttpd"
VNC Serverのパスワード設定
VNCでアクセスするユーザになり、以下のコマンドを実行すると、パスワードをきかれるので、パスワードを設定する
$ vncpasswd
VNC Serverの起動
root権限で以下のコマンドを実行
# /etc/rc.d/init.d/vncserver start
VNC ServerのXをtwmからGNOMEに変更
VNCでアクセスするユーザで以下のファイルを編集する。
(VNCでアクセスするユーザのホームディレクトリ)/.vnc/xstartup
編集内容:
(変更前) twm & -> (変更後) # twm &
(最終行に追加)gnome-session &
VNC Serverの再起動
root権限で以下のコマンドを実行
# /etc/rc.d/init.d/vncserver restart
VNC Server用にファイアウォールを設定
root権限で以下のファイルを編集
/etc/sysconfig/iptables
-A RH-Firewall-1-INPUT -j REJET --reject-with icmp-host-prohibitedより上の行に、以下の行を追加
-A RH-Firewall-1-INPUT -p tcp -m tcp --dport 5901 -j ACCEPT
ファイアウォールの再起動
root権限で以下のコマンドを実行
# /etc/init.d/iptables restart
これでVNCでアクセスできるようになりました。
ns-3の基本 [シミュレータ]
BSフジで放送中のAcid Black Cherryのライブ映像を見ながら、ns-3のtutorialを読んでいます。
やっぱり、ロックは好きです。。
とりあえず、ns-3の基本情報についてメモします。
- ライセンス:GNU GPLv2
- 言語:C++,Python
- 動作環境:Linux,Cygwin
Pythonは、Rubyの次にくるスクリプト言語と思っていましたが、いろいろなところで利用されているようですね。
Pythonは、Google社内でも利用しているそうです。
ns-3のとっかかり [シミュレータ]
まずは、ns-3とは何かについて見てみました。単に訳しただけですが。。
"ns-3"とは、インターネットのシミュレーションをするためのツールで、プロトコルや制御下にある大規模システムの研究に利用できます。
これまでのns-2の次期シミュレータとしてns-2では利用できないC++を利用できることは、大変よいことです。
ただ、 Windowsで利用する場合は、CygwinやMinGWを利用しなければならないため、Linux PCを用意して勉強していきます。
現状では、最新の安定版はns-3.2.1だそうなので、これを用います。
ネットワークシミュレータ [シミュレータ]
昔、利用しようとしたのですが、難しくてあきらめたネットワークシミュレータの次のバージョンがいつの間にか出ていたようです。
これを使って、何か面白いことができないか、英語の勉強がてら、これから詳しく見ていきたいと思います。
とりあえず、シミュレータのリンクを張っておきます。
ns-3: http://www.nsnam.org/